パニック障害はあまくない

メンタル

パニック障害で起きる日々の生活の変化

 

まず、密室が怖くなりました。

 

当時勤めていた会社はビルの4階にあり、それまでエレベーターを利用していたのですが、エレベーターに乗るという事に異常な恐怖心を持つようになり、みんながエレベーターに乗る中、私一人だけ外階段を利用するようになりました。

 

事務所に着いてからも突然襲ってくる不安感。

 

「今発作が起きたらみんなに変な目で見られるのではないか」

「周りの人に迷惑をかけてしまうのではないか」

 

と思えば思うほど、呼吸が乱れ、体が冷たくなっていくのを感じました。

 

朝礼の話し合い中も、話など頭に入る訳もなく、ひたすら呼吸を整える事に必死でした。

それでも、仕事が始まってしまえばいつの間にか不安感も忘れ、なんとか周りの人に迷惑をかけずに済みました。

 

パニック障害の特徴なのか、いつもと違う環境や、行ったことのない場所に滞在する事が当時の私には負担で、

友達とレストランで食事をしていても、なるべく通路側に座るようにし、具合が悪くなりそうな時はトイレと言って外の空気を吸いに出たりして、なんとか周りにはバレない様に過ごしていました。

パニック障害をあまく見た結果

 

そうしているうちに少しづつ普段の生活にも慣れてきて、もう治ったのかな?なんて思うようになり、家族でちょっと遠出の旅行に行く事になりました。

 

旅行は電車と飛行機で行く遠方で、結果からいうと私は、行きの飛行機を離陸前に緊急停止させてしまうのです。

 

電車で空港まで向かう間は、「うん。行ける。やっぱり気のせいだったのかもしれない」なんて自分をコントロールできていました。

いざ、空港に着いて搭乗する段階になると、だんだんと膨らんでくる不安感。

「いや。気のせいだ。大丈夫。たったの2時間くらいの我慢だ」と自分に言い聞かせます。

シートに座るとすぐに呼吸が乱れ始め、手足が冷たくなってきました。

この辺から、大丈夫と思っていた自分を後悔し始めます。

 

うまく息ができない。思考が停止する。死んでしまうという恐怖に支配される。

「我慢しなくては。周りの人に迷惑をかけてしまう。」の一心で呼吸を整えようと頑張りますが、もうここまで来ると手遅れ。

 

飛行機が滑走路を走り始め離陸体制に入ったタイミングで、「止めてください」と泣きながらCAさんに申し出ました。

 

CAさんと、旦那が困惑した表情で、「数時間我慢できないか?」と尋ねてきましたが、私としては今にも窒息してしまうのではないかという恐怖心から、その提案を拒否しました。

飛行機の中にアナウンスが流れます。

「具合の悪い人がいるので、一旦離陸を辞め搭乗口に戻ります」

といった内容。機内はため息や驚きの声でどよめいていました。

「ふざけんなよ」といった罵声も聞こえてきました。

 

この体験により、私のパニック発作は頻発するようになり、私生活を送るのも難しい状態まで悪化していくのです。

 

 

 

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